点字印刷

渋谷の「ナナナナ祭」へ、Braille Neueの展示を見に行って来ました。
これは、目で読む墨字と指で読む点字が一体となった、ユニバーサルな書体なのです。
とってもおしゃれ。
これまで、墨字で印刷された上に点字を重ねたものはありました。
今回面白いのは、墨字と点字が上手く組み合わさっていること。
上手く説明できませんが「絶妙に乗ってる」んですね。

点字は、裏から点字定規と点筆で1点1点打っていく方法、表からタイプライターで打つ方法があります。
表からも裏からも打てるように練習したなぁ(遠い目・・・、何たって35年くらい前の思い出)。
紙に点々を打つ場合、打つ力が強かったり擦れたり何度も読んだりして点が破れて来ると、糊で固めたりしていました(紙以外の素材のシートもありました)。
現在、公共の場の表示や印刷物は、シートの表面に点々が樹脂などで凸凸凸と出ている形が多いですね(裏に凹がない形)。
PCも使えて便利になりました(勿論、手打ちもします)。

Braille Neueの点々の凸は樹脂なのですが、今回の展示では特別に活版での印刷体験ができました。
樹脂で凸(写真左側)、金属で凹(写真右側)の版を作り、用紙を挟んでハンドル式のプレス機にかけます。
これって、昔ボランティアでしていた点字印刷と同じなんです(その時は上下ともに金属版だった)。
懐かしいなぁ。

Braille Neue